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足跡の怪

ボクがその異様な足跡に気がついたのは、10センチほどの雪が積もった早朝のことだった。

車に雪を踏み固められないうちに、雪かきを済ましてしまおうと、ボクは朝の6時から雪かきをはじめた。

幸い、ボクの家の前は、それほど交通量が多くないので、ほとんど雪道は荒らされていなかった。
お陰で、きれいに雪が片づいたし、邪魔も入らず仕事がはかどった。

体がだんだん温まってくると、雪かきも苦にならなくなってきた。
ヨシ、今日は休日だし、日頃の運動不足でも解消しようと、となりの空き家の前の雪もかづけることにした。

と、そこで、その家の門から敷地内につづく不審な足跡に気がついたのである。
その足跡とは、六本足の獣が通ったようなものだった。



この家は、5年ほど前から、一人暮らしの老女が亡くなってから空き家になっている。
3ヶ月に一回程度の割合で、離れて暮らす娘が掃除に来るくらいで、普段、誰も訪れることのない家だ。

それが、なぜ…。

ボクは雪かきのスコップを武器がわりに持ちかえると、恐る恐るその足跡の後をついて行った。

すると、足跡は、その家の玄関の手前で消えていた。

犯罪のにおいを感じたので、失礼だと思ったが、ボクはその家の玄関ドアを開けてみることにした。

しかし、カギがかかっていた。
家の中も、静かで人がいる気配はない。

この事件を連絡しなければと思い、ボクは自宅に戻り、さっそくこの家の娘に電話をした。

すると、娘は苦しそうな声で答えた。
「大雪が降るという予報でしたので、雪かきをしようと思い、今朝5時くらいに家に行ったんです。そしたら、玄関のところで転んで腰を痛めてしまい、這いながら車に戻るハメになってしまって…。その足跡は、たぶんその時ついたものだと思います」と。

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アルパカとバラとスプリング、つまり春(おまえはルー大柴か)を愛するナイスミドル?なサラリーマンです。でも同僚には、そんな趣味、ばらしません。キモイっていわれますから。残念!(古っ!)

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