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高所恐怖症

「君はすごいね」と耳の長い男の子は言いました。

「なんで?」とチビの男の子はききます。

「だって、高いところ平気だろ。ボクなんて、高所恐怖症でとても無理」と耳の長い男の子は答えます。

「へぇ~。そうなんだ。ボクは、高いところのほうがずっと安心するけどな」と言って、チビの男の子は近くにあった木に登ってみせました。そして、高い枝の上から耳の長い男の子に呼びかけました。「ほら、君も登ってみなよ。やってみれば、どうってことないよ」

「無理、無理。できっこないよ」と耳の長い男の子は、下で鼻をピクピク震わせながら答えます。

チビの男の子は軽快に木から下りてくると、「やってみれば、楽しいのに」と残念そうに言いました。

耳の長い男の子は申し訳なさそうな表情を浮かべ、「君は強いんだね」と感心します。

しかし、チビの男の子は大きく首をふり、「そんなことないよ」と否定しました。

と、その時でした。

耳の長い男の子は何か異変を聞き取ったのか、耳をビクッとたてると、「リス君にげろ。ワシがきたぞ」と大声で叫んで、近くの岩陰に身を隠しました。

「エッ、本当!」チビの男の子は大慌てで木に登りあがり、住まいの狭い穴に逃げ込むと、ブルブルと身を震わせながらつぶやきました。「ウサギ君。ボクは強いんじゃなくって、こうしなくっちゃ身を守れないんだよ」
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No title

かわいいですね(^^)

自然界の掟は厳しいですけれども。

「ウォーターシップダウンのうさぎたち」を思い出しました(^^)

No title

ポール・ブリッツさん
コメントありがとうございます。
得手不得手は誰でもあり、何かできないからといって、自信をなくす必要はないんじゃないかと思って、こういう話を書いてみました。
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アルパカとバラとスプリング、つまり春(おまえはルー大柴か)を愛するナイスミドル?なサラリーマンです。でも同僚には、そんな趣味、ばらしません。キモイっていわれますから。残念!(古っ!)

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