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第六十一話 弱った事態

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「ねぇ、どうしたのよ」
そよ風に自室で二人っきりで話をしたいと言われてついていくケンシロウの背後から、マリーの声が追いかけてきます。

そよ風は長い首をくるりと返すと、普段は見せないシリアスな表情でマリーに言います。
「お母さんは、ちょっとご遠慮願えますか」

息子の強い口調に押し返されるように、マリーはちょっと後ずさりしながら答えます。
「ええ、まぁ、そうなの…。わかったわ」

「スミマセン」
そよ風は、他人に対するように生真面目なお辞儀をすると、自室のドアを開き、ケンシロウに先に入るように促しました。

「どうも」
ピーンと張り詰めた空気に、ケンシロウは緊張感が高まってきました。
それはまるで、取調室に入れられる容疑者のような気分です。

そよ風はケンシロウを通すと、自分の身体も自室に入れ、厳重にもドアの鍵をロックしました。
そして刑事のように険しい顔つきで椅子を引いて、そこにケンシロウを座らせると、テーブルをはさんでケンシロウと対峙しました。

はぁ〜、とそよ風は深い溜息をついて椅子に腰掛け、しばらく目を閉じ考えこんでから話し始めました。
「弱りましたねぇ。アナタのことが記事になって騒がれれば、ギースの耳に入るかもしれません。そうなると、面倒なことになってしまう」

第六十一話+のコピー_convert_20140505095649


その名を聞いてケンシロウは、畑に行く途中、ラマ観光の添乗員であるギースと思われる男から脅迫文が送られてきたことを思い出しました。

「それが、もう遅いかも…」と言いながら、ケンシロウはズボンのポケットにいれた脅迫文を取り出すと、そよ風の前に差し出します。

そよ風はそれを手に取り、読み上げると、「なんですって…」と声を震わせました。

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★あらすじ★
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Author:マウントエレファント
アルパカとバラとスプリング、つまり春(おまえはルー大柴か)を愛するナイスミドル?なサラリーマンです。でも同僚には、そんな趣味、ばらしません。キモイっていわれますから。残念!(古っ!)

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