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第六十二話 どん底の二人

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「『約束を守らないと、殺すぞ』って、これは大変なことだ…」
そよ風は、もう一度、ラマ観光の添乗員であるギースから送られたと思われる脅迫文を読みあげると、頭を抱えました。

「ギースらしき男を目撃した後、風に乗ってこの脅迫文が」ケンシロウはそこで言葉を止めると、ヒラヒラと両手をウェーブさせて説明を再開しました。「こう舞い降りてきたんだ」

「舞い降りてきたってことは、高所からアナタたちをねらって落とさないとできない芸当ですよね」そよ風は椅子の上に昇ると、手にした脅迫文をケンシロウめがけて落としました。「ということは、共犯者がいるのかも」

「はっ…」
ケンシロウは驚きとともに、刑事のように鋭い推理力をもつそよ風を感心して見あげました。

「でも、ギースは自分が犯した失態を他の者に知られたら困るはずです」そよ風は椅子の上で腕を組んでうなります。「ギースは自分の立場を失うことを恐れる小心な普通の勤め人ですよ。そんな普通のラマ星人がどうやって、こんな恐ろしいことに協力してもらえる者を得られたのでしょう?」

「かなりの大金をつんで、どこかの不良のあんちゃんに協力を求めたとか」
ケンシロウは脅迫文を紙幣に見たててテーブルの上にドンと置くと、思いついた推理を口にしました。

「う~ん。それはどうでしょう」そよ風は再びうなり声をあげます。「そんな信用できない者に協力を求めると、後でその弱みにつけこまれ、逆に脅迫される恐れがあります。そんなリスクをおかしてまで、そういう危険人物に近づくでしょうか」

「確かに、それはナシかな」

「いずれにしても、私たちは四六時中、監視されていることに間違いありません」そよ風は椅子から飛び降りると、自室の中を隠すようにカーテンを閉めました。「アナタのことを記事にするのは、なんとかしてやめてもらいましょう。でないと、本当に殺されてしまうかもしれません」

「ヒ~ッ」
ケンシロウはギースに殺されることを考えると、どん底に突き落とされるような恐怖感に襲われました。

第六十二話+のコピー_convert_20140505161432

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comment

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No title

とんでもないことになってしまいましたね……。

やはり人間とアルパカ星人はともに暮らせない生物なんでしょうか?

むむむ。

No title

ポール・ブリッツさん
コメントありがとうございます。

さて、どういう展開になるのか。
ピンチなケンシロウです。
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アルパカとバラとスプリング、つまり春(おまえはルー大柴か)を愛するナイスミドル?なサラリーマンです。でも同僚には、そんな趣味、ばらしません。キモイっていわれますから。残念!(古っ!)

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