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第六十八話 深まる不信感

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「いや、それは、認定証を得るためのいい実績になりますよ」
アルパカ星への居住を許可される認定証も得ていないのに、介護ボランティアのローテーションに入っていることをリーフに言われてケンシロウが不満を漏らすと、ブラウンは認定証をとった先輩として助言をしました。

「本当ですか?」
不満気に曇ったケンシロウの瞳に、明るい光が灯ります。

「もちろん」ブラウンは笑顔で返します。「昨日アナタが農作業をやったのと同じように」

「えっ…」そよ風は驚いた表情で、ブラウンに問いかけます。「どうして彼が農作業に行ったことをご存知なのですか?」

「そ、それは…」ブラウンの目が戸惑ったようにクルクル回ります。そして何か思いついたのか、認定証をもつケンシロウの手を指さしました。「だって、ホラ、爪の間に泥がたまっていたから、農作業でもしていたのかと思いまして」

第六十八話+のコピー_convert_20140622063251


そよ風はケンシロウの指先に目をやります。
「本当ですねぇ」

「仕方ないやつじゃのう」リーフもケンシロウを見て言います。「おぬし、ちゃんと風呂で体を洗っとらんな。こんなところで、ション便は漏らすし、おぬしも介護をしてもらったほうがいいんじゃないのか?」

「いやいや、必要じゃないです! 全然ボケていませんから」
ケンシロウは大慌ててで太ももを閉じて、お漏らしで濡れた股間をかくします。

「いや、そんなことはあるまい」と言って、リーフはブラウンに顔を向けます。「こやつも、ついでに介護をしてやってくれんかのう」

「えっ! ええ。構いませんけど」
そう答えるブラウンの表情は、冗談で返しているようにみえないものでした。

それに不信感を強めたのか、そよ風はさらに突っ込んだ質問をしました。
「爪の間が泥で汚れていたって、農作業でそうなったとは限りませんよね。なのになぜ、はじめからそう決めつけたようなことをおっしゃったのですか?」

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Author:マウントエレファント
アルパカとバラとスプリング、つまり春(おまえはルー大柴か)を愛するナイスミドル?なサラリーマンです。でも同僚には、そんな趣味、ばらしません。キモイっていわれますから。残念!(古っ!)

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