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第七十話 待望の春

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「どうして、娘さんに黙っているように言われたのですか?」と、そよ風はブラウンに訊きます。

「まぁ、ここだけの話にしていただきたいのですが…」ブラウンは、ケンシロウをチラチラ見ながら重い口を開きます。「実はウチの娘に、この方の素顔を見てきてほしいと頼まれまして」

「素顔を?」ケンシロウのことでギースから脅しを受けているそよ風は、ローズというブラウンの一人娘がケンシロウを不審者だと思ったのではないかとハラハラしながら尋ねます。「なぜアナタの娘さんは、そんなことに関心をもったのですか?」

「それが、どうもこの方に好意を抱いたようで…」
ブラウンは品定めをするような目で、ケンシロウを見ます。

「ほ、本当ですか!」

思いもよらない展開に、ケンシロウは歓喜の声をあげます。

苦節25年、寅さんのようにフラレてばかりの人生にようやく訪れた春。
ケンシロウにとって、これ以上の喜びはありません。

第七十話+のコピー_convert_20140628055529


「は、はい」ちょっと面食らった様子で、ブラウンは頷きます。「アナタがおばあさんを助けている様子をみて、ステキだと思ったようで」

「そ、そうですか!」
ケンシロウは、愛のキューピットになったマリーに心のなかで手を合わせて感謝します。

「娘も同じ異星人として、アナタに親近感を抱いたのでしょう」とブラウンは一人娘を憐れむように言う。「この星に友達がいなくって、いつも寂しがっていましたから」

「そ、それは、ボクも同じです。ハイ。喜んで友だちになります。いや、友達にさせてください!」ケンシロウの声は、高揚しすぎてうわずります。「でも娘さんは、よくボクが異星人であると見抜きましたね。完璧な変装をして、アルパカ星人に成りすましていたのに」

「いやいや」と、ブラウンは嘲笑しながら首を振ります。「あの変装だけはありえないと、娘は言っていましたよ」

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★あらすじ★
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No title

面白くて、どんどん読み進めてしまいました。

そよ風家に入り込んでいた謎のラマ星人は、ローズのお父さん!
驚きました。まさかローズがラマ星人だったとは。

ご近所同士で介護をするというのもいいですね。
ちょっとお互い気は遣いそうですが。

認定証を目指して頑張る気になったケンシロウ、いいヤツですね。

No title

椿さん
コメントありがとうございます。

励みになります。
ラマ星人に恋をしてしまったケンシロウ。今後どうなるのか、只今製作中です。
恋の展開とともに、アルパカ星の暮らしを紹介していきたいと考えています。
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マウントエレファント

Author:マウントエレファント
アルパカとバラとスプリング、つまり春(おまえはルー大柴か)を愛するナイスミドル?なサラリーマンです。でも同僚には、そんな趣味、ばらしません。キモイっていわれますから。残念!(古っ!)

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