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第八十話 妄想に酔うケンシロウ

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「ナ、ナニ、何かいいアイデアでも思いついたの?」
突然、大きな声をあげたそよ風に驚いてケンシロウは訊きます。

「うん」とそよ風は答えます。「ここにいたらケンシロウさんは逃げ切れないと思うから、着ぐるみができるまでの間、ブラウンさんの家に匿ってもらおうと思うんだ」

「それはいいアイデアね」ミントは手をはたいて、賛同します。「もしそうさせてもらえたら、ケンシロウさんの身の安全は守られるし、ケンシロウさんが窮屈な思いをしなくてもすむもの」

「そういうこと」
そよ風は頷いて、ケンシロウにウィンクします。

「でもブラウンさん、引き受けてくれるかしら」ミントは心配そうに表情を曇らせます。「たとえ、ブラウンさんが承知してくれても、ご家族に反対されたら」

「確か、ブラウンさんは一人娘がいると言っていたよねぇ」とそよ風は言います。

「ええ」とミントは答えます。「奥様は亡くなられたと言っていたから、その娘さんと二人暮らしかしら」

「たぶん」と頷くそよ風。そしてその顔は楽観的な明るい表情にかわります。「でも、その娘さん。ケンシロウさんに好意を抱いているそうじゃないか。だったら、ブラウンさんさえ承知してくれれば、うまくいくと思うよ」

「そうね」
ミントの表情も晴れます。

しかしそれ以上に、歓喜の笑顔を浮かべたのはケンシロウでした。
愛しのローズと一つ屋根の下で、しばらく暮らせる。
うまくいけば、一気に二人の距離は縮まるかも。ムフフ…。
そう妄想し、ケンシロウは鼻の下をだらしなく伸ばしました。

第八十話+のコピー_convert_20140715033720


「じゃ、さっそくブラウンさんに電話をかけてみるよ」
そよ風は再び受話器をあげると、電話のボタンを押し始めました。

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★あらすじ★

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Author:マウントエレファント
アルパカとバラとスプリング、つまり春(おまえはルー大柴か)を愛するナイスミドル?なサラリーマンです。でも同僚には、そんな趣味、ばらしません。キモイっていわれますから。残念!(古っ!)

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