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第八十一話 訪問者はどっち

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そよ風は、プレスという新聞記者が来る前にブラウンにケンシロウを匿ってもらうおうと、大急ぎでブラウンに電話をかけます。

「神様…」
ケンシロウは祈るような気持ちでそよ風の背中を見つめ、吉報を待ちます。

「OKですって」そよ風は受話器を置くと、ケンシロウにVサインをしてみせました。「今すぐ、仮の着ぐるみをもって駆けつけるそうです」

「仮の着ぐるみ?」とケンシロウは訊きます。

「ええ」とそよ風は答えます。「プレスという記者さんから借りた変装グッズをつけて、ブラウンさんの家に行くわけにはいかないでしょう」

「そりゃそうだ」
ケンシロウは納得しました。

あの格好でブラウンの家に向かう途中、プレスに見つかれば、自分が地球に帰ったという嘘はバレてしまいます。

またケンシロウは、もうあんな格好の悪い変装姿で外を歩きたくありませんでした。
愛しのローズにすら、笑われたのです。
ローズに再会するときは、もっとマシな格好でいたいとケンシロウは思いました。

「ああ早く、ブラウンさん来てくれないかなぁ…」
そよ風は時計とにらめっとしながら、ブラウンの到着を待ちます。

そうしてヤキモキすること、10分後…。
ついに、待ちに待った玄関のチャイムが鳴りました。

「キタ━(゚∀゚)━!!」と叫んで、ケンシロウは玄関のほうに向かおうとします。

しかし、そよ風は「待って!」と言って、ケンシロウの腕を引っ張りました。

「な、なにするんだよ」
ケンシロウは怒ったような表情で、振り返ります。

「プレスさんかもしれないでしょ」と、そよ風は声を潜めて言います。

「あっ、そうか…」
ケンシロウは青ざめた顔で口に手を当て、小声で返します。

「ボクが確かめてきますので、ケンシロウさんはここに隠れていて下さい」
そよ風は台所の床の収納スペースを開くと、そこに隠れるようにケンシロウを促しました。

ケンシロウはその指示に従い、足音をたてないようにその中に身を隠しました。

第八十一話+のコピー_convert_20140721033507

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アルパカとバラとスプリング、つまり春(おまえはルー大柴か)を愛するナイスミドル?なサラリーマンです。でも同僚には、そんな趣味、ばらしません。キモイっていわれますから。残念!(古っ!)

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