スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

不屈のエンジニア

白鵬の連勝が続いておりますね。
しかしあまりおもしろくありません。

別に白鵬が嫌いなわけではないし、モンゴル人が活躍することを面白く思っていないわけではないのですが、なぜかつまらないのです。

その理由を考えてみると、白鵬が圧倒的に強すぎるからだという結論にたどり着きました。
そう、白鵬は、技量も体格も人格も、歴史に残る横綱に見合ったハイスペックをもっているのです。

だから勝って当たり前→ドラマがない→つまらないとなるわけです。

我々が弱者を応援したくなるのは、まさにその退屈な展開を覆すドラマをつくって欲しいからではないでしょうか。

しかし現実には、なかなかそんな奇跡は起きません。
それは白鵬を打ち負かすのと同じくらい、容易なことではないからです。

そういう閉塞感にみちた世の中にあって、ドラマを起こしてくれそうな企業を見つけました。
RX−7などの名車を生みだした自動車メーカーのマツダです。

マツダは、トヨタに比べ8分の1という規模の小さな自動車メーカーです。
そんな弱小クルマ屋が、今とても勢いがあるのです。

なぜか…。

それは、クルマ好きのハートをときめかせてくれるような、革新的なエンジンを搭載したクルマを次々と輩出しているからです。
事実、日本カー・オブ・ザ・イヤーを続けて受賞するなど、専門家からも高い評価を受けております。

連続ヒットをとばすその勢いで、安っぽい三流メーカーだというマツダのイメージは徐々に変化しつつあり、マツダ車を買うことにためらいを感じる消費者も減っているようです。

そんな偉業の立役者になったのは、人見光夫さんという、開発部門の総責任者をつとめられている方です。

ミスターエンジンともいわれる人見さん。
さぞやカミソリのような鋭い風貌をしていると思いきや、意外や意外、とぼけた感じのオジサン。
100キロの体格は、切れ者というより、その真逆のもさ〜っとしたオーラを放ちまくっております。
話し方も穏やかで、シャイなお人柄。
同期の仲間からも、けっこういじられており、親しみを感じてしまいます。

こんな感じですので、出世も同期よりも遅れました。
先行開発部門で実績をあげながらも、46歳で、ようやく部長に昇進。

しかし部長になってからも、不遇の日々を送る羽目になります。
当時、マツダはバブル崩壊によるどん底状態にあり、人員整理をしなければならないほど追い詰められていました。
その人員整理を進める嫌われ役を任されたのが、人見さんだったからです。

温厚な人柄の人見さんは、それがなんとも辛く、上司として何もできない無力感に押しつぶされそうになりました。

そこで立ちあがったのです。
たったひとりで革新的なエンジンの研究をはじめ、それで会社を立て直し、部下を路頭に迷わすようなことはしまいと。

しかしトヨタなどの大きなメーカーに比べ、資金も人材にも恵まれない環境。
世界一のエンジンをつくると息巻いても、それを実現するのは並大抵でありません。

大手メーカーが力を入れるハイブリッド車を開発する資金もないので、ガソリンエンジンでそれに匹敵する低燃費車をつくるしかない状況。
しかしガソリンエンジンの燃費効率はもはや限界と言われていた当時、そんな勝負をしようというのはバカだと笑われました。

ところが、奇跡が起きたのです。

人見さんらが心血を注いで開発したスカイアクティブというエンジンが、リッター30キロをたたき出し、アメリカ合衆国環境保護庁から世界最高の評価を受けたのです。

部下のために立ちあがり、人徳と情熱で仲間をひっぱり、みんなが無理だと言っていた理想を実現する。
何か、本当のリーダーの姿を見る思いがします。

人見さんは成功の秘訣をこう語ります。
「何をやるかどうかには、大きなメーカーも小さなメーカもない。そこで考えが勝っていれば、勝てる日がくる」と。

人見さんの挑戦は続きます。
小手先の改良で満足しては、マツダのような弱小メーカーはすぐにつぶれるという危機感から、常識を外して、大きく振りきる実験を続けることによって…。

その不屈の精神が、原爆被災から見事に復興した広島という県民性を象徴しているようです。

マツダが、次にどんなブレークスルーをだしてくるか目が離せません。



☆人見光夫さんに関する記事☆「プレジデント・オンライン」から
スポンサーサイト

comment

管理者にだけ表示を許可する

No title

マツダのデイーゼルエンジンがよいですね。

No title

ふくちゃんさん
コメントありがとうございます。

素晴らしいエンジンだと思います。

No title

マツダのエンジンに、こんなドラマがあったなんて
全く知りませんでしたi-229

今年は、黒田投手も帰ってくるし
色んな方面で広島が熱くなりそうですねi-234

スカイアクティブというエンジンが

>スカイアクティブというエンジンが、リッター30キロをたたき出し・・・

〇知りませんでした。マツダが最近開発した世界最高のエンジン。
 日本の企業やエンジニアに勇気を与えますね。
 草々

No title

Switch-On!!さん
コメントありがとうございます。

スカイアクティブはまさに革命的なエンジン。
あれから各メーカーの燃費競争が始まり、環境にも好影響を与えております。
野球にも期待したいですよね。

No title

ささげくん さん
コメントありがとうございます。

素晴らしいエンジンと、美しいデザイン。
マツダは元気ありますよね。
今春発売されるロードスターにも期待しております。

こんにちはー

おー、よくぞ書いてくださいました。
マツダはじつはたいした企業です。技術的にはディーゼルもガソリンも世界トップ水準。デザイン面では世界中で真似されています。アメリカでは人気はBMWを引き離しているとか。ロータリーエンジンでは世界で唯一量産に成功。ルマン24時間レースでも日本車で唯一優勝した企業です。というわけで、新型デミオ欲しいと思っていますが、いま乗ってる車がまだ2年目なので残念です。

No title

☆バーソ☆さん

ディーゼルエンジンを積んだ新型デミオ。カー・オブ・ザ・イヤーを受賞した素晴らしい車で、けっこう見かけるようになりました。
サイズも日本にちょうどよくって、魅力たっぷりですよね。
価格以上の内容であるし、正直、欲しいです。

No title

カッコいいですね。
部下をリストラしたくない、という気持ちが、「リストラしなくていい会社にすればいい」という発想につながったところがまた、凄いと思います。
そういう人でありたいなあ。
尊敬します。

わかるような気が

します♪
ライバルがいてほしいんですよね。
北の湖も強かったけれど輪島がいたようにですよねマル

No title

椿 さん
コメントありがとうございます。

人見さんがいなければ、今頃、マツダはどうなっていたか。
すごい人です。

No title

ももさん
コメントありがとうございます。

朝青龍がいたときは、楽しかったです。
強烈なライバルが必要なんです。

こんにちわ^^

マツダの様なイノベーションとソリューションに優れた自動車メーカーが日本にあるのは嬉しいです。
物量に劣る日本企業が活路を求めるとしたら、それしかないですかららね~
マツダはソニーと並ぶ、日本企業のお手本だと思います…ソニーは最近どうしたんだろう?
大きくなってから、イノベーションもソリューションも失ってしまった様な気が…><

No title

sado jo さん
コメントありがとうございます。

ソニーファンなのですが、最近ふるいませんね。
モノまでばかりで、挑戦する心を失ってしまった気が。
とんがった若さがありませんね。

こんにちは~。

マツダ車にのってます!
でもあのABSが壊れちゃって、ドナー待ちのしている~^^
この車はフォードがベース車みたいだけど。

マツダ。
人見光夫さん。
そんなドラマがあったのですね。

No title

冷凍SANMAさん
コメントありがとうございます。

マツダ車いいですよね。
人見さんなくして、今のマツダなしです。

こんにちは(*^^*)

マツダ 良いです!アテンザのソウルレッド 街中で見かけると思わず振り返ってしまいます。久しぶりに心奪われました。デミオも小さいながら 美しくまとめられていて好きです ♪ 車は ただ移動するだけのものじゃない!と感じさせてくれます。ステキなお話しをありがとうございます(*^^*)

No title

まゆさん
コメントありがとうございます。

アテンザのレッド、美しいデザインですよね。
日本のクルマの中でも白眉の出来だと思います。
女性にも好感がもたれそうなマツダのデザイン。最高です。

こんばんわ

私は車にはあまり詳しくないのですが(免許持ってないので)、どの世界でも一緒ですね。大きいからこそすごいんじゃない。どれだけ頭使えるか…、うーん、違うなあ、どれだけ情熱を注げるか(´ε`;)ウーン…

上手く言えませんが、人見さんのお話はすごく力になりそうです☆彡

どんなときも負けない根性を持ちたいです(*´罒`*)ニヒヒ♡

No title

こんにちは。
人見光夫さん、不勉強ですみません 存知上げなかったのですが
そういう素晴らしいリーダーがいらっしゃり社員の方が一丸となってマツダを支えているのですね。
良いお話伺え有難うございました。

No title

大昔、RX-7の前身がまだサバンナと呼ばれていた頃、
マツダはロータリーだけが注目されているけど、
実はレシプロが凄い性能なんだと、
友達のラリーマンが話してました。
でも、ロータリーを世界が見放してたときに、
ずっと開発を続けるなどのその企業姿勢は、
チャレンジングスピリットの塊だったのではないでしょうか。
スカイアクティブが世界の表舞台で評価されたとき、
マツダ、やっぱりやってくれたね!って気持ちになりました。
今でも、マツダの車がトヨタで売れば、
今の10倍は売れると言う人もいますよね。
応援していきたいと思います(*^-^*)

こんばんは

こういったメーカーのこだわりって改めて大事なんだなと思います。

ここ数年のMAZDAの車は日本車離れしたデザインがカッコいいですよね。今年はロードスターの最新型に注目しています。

以前、RX-7に乗っていたので懐かしくなりましたよ。

No title

PHiRo♪さん
コメントありがとうございます。

人見さんには学ぶことが多いですよね。
志の高さには大きいも小さいもないですよね。

No title

おきまちあきさん
コメントありがとうございます。

私も人見さんのことは、最近初めて知ったんです。
すごい人がいるもんです。
マツダの快進撃は、人見さんの力によることが大きかったのです。

No title

YASU さん
コメントありがとうございます。

そうなんですよね。マツダのクルマをトヨタで販売すれば、すごいヒットになりますよね。
エンジンだけでなく、デザインセンスもすごい。
アテンザは、世界の美しい車ベスト10にはいっているくらいですから。
アテンザが隣にとまるだけで胸がときめく、そんなクルマ珍しいです。

No title

Easy Music Reviews さん
コメントありがとうございます。

RX−7もずば抜けてカッコ良かったですよね。
また復活して欲しいです。
ロードスターもものすごく期待しております。
販売は6月くらいからかなぁ。

デミオのり☆

こんばんわぁー(*´∀`)ノ

何気に…普通のエンジンのデミオに乗ってます(笑)

ハイブリッド全盛の中…
もうすぐトヨタのAQUA発売されるよー!って時期に買いました♪

エコも大事なんですけども…
マツダ車には走る楽しさと遊び心があるな~ってね☆

そんなわけで…古風ですが…
あえてのMT車に乗ってますょー(*´∀`)>

No title

Soive さん
コメントありがとうございます。

MT車とは、クルマを操る楽しさを知っていますね。
マツダ車は運転する楽しみがありますよね。
今度買うなら、マツダ車欲しいです。
05 | 2017/06 | 07
Su Mo Tu We Th Fr Sa
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -
プロフィール

マウントエレファント

Author:マウントエレファント
アルパカとバラとスプリング、つまり春(おまえはルー大柴か)を愛するナイスミドル?なサラリーマンです。でも同僚には、そんな趣味、ばらしません。キモイっていわれますから。残念!(古っ!)

にほんブログ村
ランキングに参加しています。投票していただけると励みになります。
ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村 にほんブログ村 小説ブログ SF小説へ
にほんブログ村 にほんブログ村 イラストブログ 挿絵へ
にほんブログ村 にほんブログ村 漫画ブログ 4コマ漫画へ
にほんブログ村
人気ブログランキング
ランキングに参加しています。投票していただけると励みになります。
アクセスランキング
[ジャンルランキング]
小説・文学
321位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
SF
2位
アクセスランキングを見る>>
最新記事
カテゴリ
英検準1級単語ドリル 黒猫版
日々の努力が実を結ぶ

計算×50
頭の体操にどうぞ
名言
不安な明日も先人の励ましで乗りきりましょう

地球の名言 -名言集-

最新コメント
お気軽にコメントをどうぞ
月別アーカイブ
アクセスカウンター
リンク
リンクフリーです
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

検索フォーム
QRコード
QR
RSSリンクの表示
最新トラックバック
カテゴリ
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。